斉藤孝先生 最終講義
「戦後五十年の私の歩み」
斉藤孝先生の最終講義は、先生のご希望により
法学部の授業としては行われず、
大学院政治学研究科の授業として、1996年1月18日(木)
午後1時から4時まで、学習院大学東1号館の
セミナー室で行われました。
「大教室での授業が苦痛で早期退職することにしたのに、
わざわざ大教室で最終講義などやりたくない」
というのが斉藤先生のご希望でした。
最終講義の内容は、半世紀に及ぶ斉藤先生の
学究生活を回顧するものです。
講義は、3時間(90分授業2回分)にわたって行われましたが、
その概要は、
斉藤孝編『二十世紀政治史の諸問題』(彩流社刊)
所収の「回想の半世紀――私と歴史学」
からもうかがうことができます。
以下は、最終講義の際に受講生に配布されたレジュメです。
* * * * *
一、学問と著作への関心
faculte maitresse
『歴史学の周辺』『昭和史学史ノート』
スペイン語への関心
濫読時代
二、大学時代=歴史学研究会
日本古代史への関心――専攻分野を越えた歴史学上の協力
石母田正への反発
小此木真三郎・羽仁五郎
江口朴郎。現代史への出発 『スペイン戦争』
上原専禄。岡義武
三、助手・講師・助教授時代
東大助手
ジャーナリズム
東大紛争・全共闘に対して
総長補佐
四、教授時代
朝鮮・ドイツの分断国家の問題
歴史哲学の問題
1981年
新制大学への不満(割愛)
五、人生の終焉
最終講義の終了後、花束の贈呈が行われ、
ささやかなパーティが実施されました。
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