国際政治・アメリカ研究


 

「原爆投下をめぐる日米の世論――70年後の節目に」


西岡 達裕


(桜美林大学大学院国際学研究科『国際学研究』第6号、2016年3月)


全文公開中=桜美 林大学学術機関リポジトリのリンク先<http://id.nii.ac.jp/1598/00001093/>


キーワード:原爆投下、世論、アメリカ、日米関係、歴史の記憶

 はじめに

 原子爆弾の投下から70周年にあたる2015年、被爆者の平均年齢
が80歳を超えた(厚生労働省 2015)。この間、日本とアメリカ合
衆国の双方で世代交代が進み、かつて生々しい体験やニュースであ
ったものが、過去の記憶へと変わり、いまや伝承された物語もしく
は生まれる以前の歴史となろうとしている。それと並行して、原爆
の投下に対する人々の理解は、どのように変化してきたであろうか。

 本稿では、主に最近20年間に日米で行われた世論調査を中心に、
原爆投下の問題をめぐる各国の世論とメディアの動向をふり返る。


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