CDラックの作り方 ~DIYで部屋にぴったりのサイズに~
壁一面の本棚を製作したわが家の「図書室」には、既製品のマガジンラックとCDラックがあるのですが、
2台のラックに収まりきらなくなったCDが天板に置かれるようになり、いつしかそれが崩れ落ちそうな
くらい積み上げられていました。
天板に積み上げられたCDをちょうどのサイズで納められる3台目のラックを購入するか、あるいは
全部をまとめて収納できる大型のラックを購入するか、一応調べてみましたが、なかなか気に入った
物が見つかりません。そこで、結局、部屋のスペースにあったラックを自作することにしました。
この文章は、そのときの製作記録です。
私が所有するCDラックは幅315mm、高さ923mmであり、それを二つ並べた上にちょうど載せられる
ようにサイズを測ると幅636mm強、高さ550~600mm程度という数字が割り出されました。
CDラックを二つ並べると、ビス隠しの突起などのために6mm程度の隙間ができること、CDラックの上
のスペースにブラケット照明があることが理由です。
CDラックの奥行きは170mmですが、CDの奥行きは145mmなので、145~200mm程度の幅の板を
購入しようと思い、ホームセンターに赴くと、145mm幅と200mm幅の桐集成材が販売されていました。
厚さは13mmです。この板を用いる場合、幅636mmのうち26mmは側板の厚みとなるので、棚板は
610mmと決まります。高さが550~600mm程度となると、4段は厳しいので、3段ないし3段半が限界
です。いずれにせよ610mmの棚板が4枚必要になります。
さて、どの長さの板を何枚購入しようか、店内で試算しました。
600mmの側板2枚と610mmの棚板4枚をとるには、合計で3,640mmが
必要です。販売されている桐集成材には1,820mmのものがあった
ので、まさに好都合でした。それを2枚買えばまったく無駄が出ない
ではないですか。
こうして、私は1,820mm x 145mm x 13mmの桐集成材を2枚購入して
CDラックを製作することにしました。
ただ、実際に計測してみると、板の長さは1825mmくらいあった
ので、高さは602mmまでとることができることがわかりました。
設計図と木取り図は以下を参照するか、ここをクリックしてください。
この設計図・木取り図にもとづいて、1820mmの板から610mm2枚をのこぎりで切り出し、残った
602mmの板を装飾のため右のように少し加工しました。
これらの板を木工ボンドとスリムビスで組み合わせていきます。そして、最後に背板として大きな
ベニヤ板を張るのが理想的ですが、今回は近所の木工所で端材を安く譲ってもらえたので、
棚板ごとに30mm幅の板を貼り合わせることにしました。
あとは、やすりがけをしてニスで塗装をすれば完成です。
ちなみに、ニスはダイソーで購入したものです 。
山積みのCDがすっきり収まりました。
自作のCDラックは現在は白木の色ですが、時間が経つと飴色になっていくと思います。
おしまい。