国際政治学の基本図書
最新の研究動向や方法論別の主要文献を調べるには、岩田一政ほか編『国際関係
(1)E.H.カー『危機の二〇年』(岩波書店)
国際政治学を代表する古典的業績。国際政治学におけるトータルな理論としての リアリズムを学び、その限界から今後の課題を考えよう。 (3) H.ブル『国際社会論』(岩波書店) イギリス学派の古典的業績を読んで、国際政治の無政府性と国際秩序について 考えてみよう。 (4) K.J.ホルスティ『国際政治の理論』(勁草書房) 行動科学派の教科書。対外政策に対する個人・国家・国際体系のインパクトを同時 に検討する枠組みについて考えてみよう。 (5) K・ウォルツ『国際政治の理論』(勁草書房) アナーキーを特徴とする国際構造が国家にどのような行動をとらせるか、ネオ リアリズムの国際理論の意義と限界を考察しよう。 (6) R・O・コヘイン、J・S・ナイ『パワーと相互依存』(ミネルヴァ書房) ネオリベラリズムの相互依存論をもとに国際レジームやグローバル化の進展に ついて考えてみよう。 (7)I・ウォーラーステイン『入門・世界システム分析』(藤原書店) 世界規模の資本主義の発展が国際政治をどのように動かしてきたのか、左翼的 な世界システム論の観点からグローバル化の問題を批判的に考えてみよう。 (8)H.ニコルソン『外交』(東京大学出版会) 外交論の古典を読もう。 (9) G.アリソン『決定の本質』(中央公論社) 対外政策決定論の古典から、三つの主要なモデルを学ぼう。 (10)B・アンダーソン『定本 想像の共同体』(書籍工房早山) ナショナリズム論の基本書を読もう。 *特に冷戦の終結およびその後の国際政治情勢について世界的に注目された著作
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